こんにちは。
3年の佐藤有希です。
本日は
(大変遅くなりましたが………)
「SAIちゃん等身大POP」
そして
「等身大ポップ作成の過程」を
皆様にお伝えします。
まず「SAIちゃん等身大POP」とは…?
6月の下旬に行われた「緑丘祭」でお披露目されました、
SEA-NAのイメージキャラクターの大きなポップです!
「緑丘祭での活動」の記事はコチラ
「SAIちゃんについて(Project I.C.)」の記事はコチラ
アルミ製で重量もありとっても丈夫でした。
そして表面もコーティング加工されているため、多少の汚れは跳ね返します。
ではどのように「SAIちゃん等身大POP」ができたのか、
順を追ってご説明します。
1. イラストの作成
まずProject I.C.の紹介ページでもその辛い制作過程がつづられていますが、数々の苦難を乗り越えた増田のイラストを拝借しました。
しかしここで問題が…
イラストが等身大を想定していないものであったため、引き延ばすと画像が粗いという問題が発生します。
増田が等身大サイズでも問題ないくらいきれいに加筆してくれました。圧倒的感謝です…。
2. 委託会社の選定
さらに、増田がオススメのポップ製作企業を教えてくれました。
屋外の使用が想定され、また作るならしっかりしたのがいいよね!という感じで、なるべく丈夫なものを選びました。
今回は「等身大パネル製作工房」さんの、
「1人用サイズ【半屋外用】アルミ複合板+鉄スタンド」でお願いすることにしました。
3. レイアウト決定
増田、亀井、佐藤有の3人でデザイン・レイアウトを決めます。
ここからはIllustratorで作業します。
安定して立つようなデザインを前提に、
SEA-NAロゴの配置場所について
PC上で実際に配置しながら考えます。
(データが残っておらず、3案しか写真がありませんが、実際は微調整を何度も繰り返して作成しています…!)
①の案は手の上にロゴを乗っけた図、
②は腰のあたりに、
③は足の上に乗っけるデザインを作ってみました。
最後の案はロゴが読みにくいですね…。
結局この案に落ち着きました。
他の案だとポップとしての安定感が物足りませんでした。
ロゴを大きく足元に配置し目立たせ、
また片足立ち(?)で不安定な足元を補強する形です。
ロゴが読みにくくなっているのはあとあと修正します。
これで細いSAIちゃんでも安定して立てそうですね。
4. アウトライン(切り取り線)の作成
配置が決まったので、次にアウトラインを作っていきます。
アウトラインはパスを用いて引いていきます。
パスのオフセット機能を使ったり、
細かい修正はフリーハンドで行いました。
(無理やりな手段かもしれませんが細かく説明すると、
1. 画像を「画像トレース」で二色化します。しきい値でシルエットに近づけ調整します。拡張でパスに変換し、シルエットを作成します。
2. シルエットではない背景部分のパスを消去し、また独立したパスなどを複合パスにし、綺麗なシルエットに整えます。
3. 「パスのオフセット」でオフセットの値や角の形をプレビューで確認しながら調整し、アウトラインが大まかに完成します。
4. 足元は土台となるため幅を取らせ、またカットがきれいにいくよう細かすぎる部分の調整を行います。パスをフリーハンドで追加・削除・修正します。これでおしまいです。)
SAIちゃんのアウトラインを使わない部分(下方・右側など)を相談しながら、作っていきます。
これでアウトラインは完成です。
こんな感じになりました。↓↓↓
仕上げとして、
④のアウトライン完成時、読みにくい足元に
⑤でロゴを目立たせるためにロゴを配置、
⑥で余白に文字を入れ、バランスを整えました。
6. 発注
製作会社さんに指定されたファイル(aiファイルや元画像など)をまとめ、連絡係の増田が会社さんに送ってくれました。
ちなみに、身長はヒール込みで170cmを指定しました。
その後電話やメールでやり取りをしました。
7. 到着
お披露目となる緑丘祭直前、届きました!
どーん!でかい!
実は私はゼミ室到着時居合わせられなくてゼミ生や先生の反応がわからないのですが、さぞ興奮していたでしょう…!
実際の人と比較しても大きいですね。
等身大ってインパクトすごいな…!と素直に思います。
再三になりますが、等身大ポップは思ったよりインパクトがありました!
アルミ製・鉄スタンドのおかげでかなり丈夫にできており、
また表面もツルツルで汚れを寄せ付けず、長く使えそうです。
さらに大きくて目立つので、緑丘祭では木村ゼミの出店のシンボルでしたね!
これでポップ、そしてポップ制作過程について、
終わりたいと思います。
現在はゼミ室でゼミ生を見守ってくれています…
他にもいろいろなことに使えたらいいな~!と思います。
佐藤有